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賢い住宅ローンの借方・返済方法-③ 定年までに完済 V35年間借りる
2022/02/22
公式ブログこんにちは、保険代理店のイデアルライフです。
今回は、住宅ローンについて話をしたいと思います。
昔からよくある質問なのですが、住宅ローンを組む時に定年までに完済したほうがいいのか?それとも35年間フルにローンを借りたほうがいいのか?という選択です。
まずは住宅ローンは35年間まで組めるものが一般的ですが、最近では40年間組めるものも出てきました。しかし、年齢制限があります。80歳になるまでに完済しなければならないので、35年間なら45歳になる1ヶ月前までに支払いがスタートする必要があります。
もしも定年が60歳だとして、それまでに住宅ローンを返済したいということでしたら、25歳の時に家を買う必要があります。もちろん25歳で家を購入する人もいますが、最近は晩婚化が進んでいるため、35歳〜45歳で家を購入する人も多いです。
因みに、令和2年度の住宅市場動向調査報告書によると、注文住宅の場合は
世帯主平均年齢は38.9歳。分譲戸建て住宅の場合は平均年齢は37.4歳でした。分譲マンションの平均年齢は39.3歳です。
このように40歳弱が平均取得年齢になります。
それでは、試算してみましょう。
40歳で住宅ローンを組んで定年までに返済するとしたら、60歳までなので20年ローン。
35年フルローンを組むと75歳に完済になります。
住宅金融支援機構が実施している「フラット35利用者調査(2020年度)」によると、購入価格の全国平均は、注文住宅4400万円弱、建売住宅が3500万円弱、マンションが4500万円強、中古戸建が2500万円弱、中古マンションが3000万円弱となっています。
ですので、例えば建売戸建てで3500万円を住宅ローンで組んだとします。
40歳で3500万円を20年ローンの場合 固定金利0.5 %の場合
毎月支払い153,276円 総返済額36,786,337円
40歳で3500万円を35年ローンの場合 固定金利0.5%の場合
毎月の支払い90.854円 総返済額38,158,862円
となります。
どうでしょうか?20年ローンと35年ローンの違いで毎月の支払いが62,422円も変わってきてしまいます。
それでいて、総額の返済額が137万円しか変わりません。
無理して20年ローンを組んでしまい、万が一、月々の支払いがきつくなって、銀行への返済が滞ってしまうと、家を銀行に取られてしまう可能性があります。
それでしたら、35年ローンを組んで、毎月の支払いに余裕をもたせて、その浮いた62,422円のうちの半分の3万円ぐらいを20年間積立てしながら資産運用して、老後に備えたほうが安心です。
賢い住宅ローンの借方・返済方法のご相談や、将来のための資産運用の話を聞きたい方は当社にご相談してみてください。
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