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賢い住宅ローンの借方・返済方法-②固定金利 VS変動金利

2022/01/25

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賢い住宅ローンの借方・返済方法-②固定金利 VS変動金利

こんにちは、保険代理店のイデアルライフです。 

 

今回は、住宅ローンについて話をしたいと思います。 

 

昔からよくある質問なのですが、住宅ローンを組む時に固定金利がいいのか?変動金利がいいのか?という選択です。 

 

この答えなのですが、 

「市場金利の動向にもより住宅ローンを何年組むのかによってケースバイケースですが、主にお金を運用できるかどうかで判断する」 

が正しい回答です。 

 

まずは、変動金利のメリット 

  • 市場の金利が下がると、借りている金利も下がるため返済額が減るということですが、今はゼロ金利政策のため、これ以上下がることはないでしょう。
  • 固定金利よりも毎月の支払いが安くなる。これが一番のメリットです。

 

変動金利のデメリット 

  • 市場の金利が上がると、借りている金利も上がるため、返済額が増える。
  • 市場の金利の動向によって返済額が変わるため、返済計画が立てにくい。

 

固定金利のメリット 

  • 市場の金利が上がっても、契約時に決めた金利は変わらないため、返済額が変わることがない。
  • ローンの申し込み時に決まった月々の返済額が変わることがないため、返済計画が立てやすい。

 

固定金利のデメリット 

  • 市場の金利が下がっても契約時に決めた金利が変わることはないため、返済額が下がることがない。(今の市場金利では可能性はほとんどない)
  • 固定金利は変動金利よりも金利が高く設定されているため、月々の支払いが高くなる

ここの比較をわかりやすく説明すると、変動金利は支払いが安いが将来高くなる可能性があるということが最大のデメリット。逆に固定金利は将来金利が高くなっても支払いが高くなることはないが、毎月の支払いが高いというのが最大のデメリットです。 

例えば、3500万円を住宅ローンで固定金利と変動金利の場合 

メガバンクの事例(元利均等の場合) 

ネット専用住宅ローンで変動金利0,475% 

毎月の支払い90,468円 総返済額37,996,658 

全期間固定型住宅ローン31年〜35年固定金利1,7% 

毎月の支払い110,626円 総返済額46,462,873 

変動金利と全期間固定金利だと、毎月の支払いが約20,000円も変わります。 

変動金利の場合は、将来金利が高くなる可能性があるとしても毎月20,000円も支払いが安くなります。35年間で840万円も安くなります。 

ここで、ファイナンスリテラシーがあれば、このようにします。 

「変動金利で毎月20,000円を浮かして、そのお金で資産運用をしよう」と。 

例えば、毎月20,000円を年利2%(複利)で35年間運用すると、 

840万円が12,128,528円になります。 

年利3%(複利)なら840万円が14,746,915円になり、 

年利5%(複利)なら840万円が22,265,499円になります。 

固定金利にしてしまうと、支払った20,000円が戻ってくることはありませんが、変動金利で浮いた20,000円を運用すれば、将来大きくなって戻って来ます。この資産運用したお金で、万が一将来金利が上がったとしてもそこから支払うことが可能ですし、金利が上がらなかった場合には、そのお金は老後資金として使うことができるわけです。 

このように、住宅ローン一つ取っても借方・返済の仕方で1000万以上の差が開くことになります。 

 

賢い住宅ローンの借方・返済方法のご相談や、将来のための資産運用の話を聞きたい方は当社にご相談してみてください。 

 

株式会社イデアルライフ 

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