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民間臍帯血バンクってな〜に?
2022/01/18
公式ブログ民間臍帯血バンクってな〜に?
こんにちは、保険代理店のイデアルライフです。
今回は臍帯血(さいたいけつ)バンクの話をしたいと思います。
臍帯血(さいたいけつ)とは?
臍帯血とは、赤ちゃんとママを繋ぐへその緒の中を流れる血液のこと。
この臍帯血には、病気の治療に役立てられる幹細胞という細胞が豊富に含まれており、そしてこれら細胞は将来の病気に備えて保管しておくことができます。それが「臍帯血バンク」です。
臍帯血バンクには2種類あり、そのひとつが公的な臍帯血バンクです。公的バンクは、日本赤十字社などが中心となり、主に白血病などの血液の病気に対し、第三者への移植治療を目的に善意で寄付された臍帯血を保管・供給しています。
もうひとつは、最近話題になってきている民間のバンクです。
民間バンクは、自分の赤ちゃんが将来病気になった場合に備えて、有料で臍帯血を採取、保管する事業者(民間会社)のことです。
臍帯血に含まれる「幹細胞」とは、なかなか聞き慣れない言葉かと思いますが、体のさまざまな種類の細胞や組織のもとになる細胞のことを言います。
自身の細胞であれば、他人の細胞と違って副作用などがなく安全です。また、臍帯血は分娩の時にしか採ることができないという貴重性、再生医療への応用など将来への期待もあることから、いまお子さまの臍帯血を保管する方が増えているようです。
臍帯血を用いた医療としては、国内の臨床研究でも民間バンクで保管された臍帯血が脳性麻痺のお子さまに投与され、その後の症状が改善しているとの報告も報道されています。
このようなことから、利用の幅や将来的な可能性を秘めた臍帯血を保管しておくことが当たり前の時代がやってくることでしょう。